ARTISTS
アーティスト
坂本龍一
Ryuichi Sakamoto
EXHIBITION

1952年1月17日、東京生まれ。東京藝術大学大学院修士課程修了。1978年『千のナイフ』でソロデビュー。同年、YMOの結成に参加。1983年に散開後は『音楽図鑑』『BEAUTY』『async』『12』などを発表、革新的なサウンドを追求し続けた姿勢は世界的評価を得た。映画音楽では『戦場のメリークリスマス』で英国アカデミー賞作曲賞を、『ラストエンペラー』でアカデミー賞作曲賞、ゴールデングローブ賞最優秀作曲賞、グラミー賞映画・テレビ音楽賞など多数受賞。『LIFE』,『TIME』などの舞台作品や、韓国や中国での大規模インスタレーション展示など、アート界への越境も積極的に行なった。環境や平和問題への言及も多く、森林保全団体「more trees」を創設。また「東北ユースオーケストラ」を設立して被災地の子供たちの音楽活動を支援した。
2023年3月28日死去。

photo by Neo Sora (C) 2022 Kab Inc.

高谷史郎
Shiro Takatani
EXHIBITION

1984年、京都市立芸術大学在学中に「ダムタイプ」のメンバーとして活動を始め、様々なメディアを用いたパフォーマンスやインスタレーション作品の制作に携わり、世界各地の劇場や美術館、アートセンターで公演や展示を行う。1998年からダムタイプの活動と並行して個人の制作活動を開始。近年の主な活動としては、2021年、坂本龍一とのシアターピース『TIME』をオランダ・フェスティバルで世界初演。2022年、ダムタイプは坂本龍一を新メンバーに迎え、ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展・日本館で新作《2022》を展示。2023年にアーティゾン美術館(東京)で、ヴェネチア・ビエンナーレ帰国展「ダムタイプ|2022: remap」展示。2024年春、『TIME』を東京・新国立劇場およびロームシアター京都で上演予定。

コーネリアス
Cornelius
EXHIBITION
LIVE

小山田圭吾のソロプロジェクト。
'93年、Corneliusとして活動をスタート。
'23年6月にアルバム「夢中夢 -Dream In Dream-」をリリース。
自身の活動以外にも、国内外多数のアーティストとのコラボレーションやREMIX、インスタレーションやプロデュースなど幅広く活動中。

バッファロー・ドーター
Buffalo Daughter
EXHIBITION

[京都中央信用金庫 旧厚生センター]

シュガー吉永 (g, vo, tb-303) 大野由美子 (b, vo, electronics) 山本ムーグ(turntable,vo)
1993年結成以来、バンド編成での新しい音楽をアルバムをリリースするごとに提示し続け、2023年結成 30周年を迎えた現在も日本のみならず海外でもライブバンドとして大きな評価を得ている。2021年に8枚目 となるアルバム「We Are The Times」をワールドワイドでリリース。

山本精一
Seiichi Yamamoto
EXHIBITION

兵庫県生まれ京都在住の音楽家、文筆家、画家。1986年から2001年までBOREDOMS(米ワーナーより発売)に作曲と、ギタリストとして参加。以後、ROVO、羅針盤、想い出波止場、PARA、MOST、TEEM、Ya-to-i、NOVO-TONO、CHAOS JOCKEY他、様々なジャンルにおいてワールドワイドに活動を展開する。特に90年代から2000年代にかけて、海外フェス、ロラパルーザ、グラストンベリーなどに多数出演。また、BOREDOMSのメンバーとして、ソニック・ユースやニルヴァーナといった、オルタナティヴ・ロックバンドとのツアーも多数行なっている。音楽家としての代表作はアンビエント作『Crown Of Fuzzy Groove』(ソロ)、『SOUL DISCHARGE 99』(BOREDOMS)、『ソングライン』(羅針盤)、『水中JOE』(想い出波止場)、『FLAGE』(ROVO)、『幸福のすみか』(山本精一&PHEW) 等 がある。湯浅政明監督アニメーション『マインド・ゲーム』、三池崇史監督の『殺し屋1』、矢口史靖監督の『アドレナリンドライヴ』などのサウンドトラックを手がける。エッセイストとしても「文学界」など様々な媒体に寄稿しており、『徒然草』が2008年の年間ベストエッセイに選出。1999年には妄想エッセイシリーズ『ギンガ』、2009年には『ゆん』、2014年に『イマユラ』を出版。さらに画家、写真家としての活動も精力的に行っており、個展や、自作のアートワークにおいて定期的に作品を発表している。

テリー・ライリー
Terry Riley
LIVE

作曲家・音楽家。1935年6月24日。カリフォルニア生まれの88歳。昔も今も、そして未来も、常に新しく、独創性に溢れる音楽を作り続ける音楽界の大巨匠。初期の名盤『in C』(1964年)はミニマル・ミュージックの金字塔として輝き続け、『A Rainbow in Curved Air』(1969年)はサイケデリックを代表する不朽の名盤となり、その後登場するアンビエント・ミュージックにも大きな影響を与えている。また、レイヴ・パーティーの原型となった「All-Night Concert」の開催、インド音楽から影響を受けた彼の作品はサンプリング/ループの原型となってクラブ・カルチャーにまで影響を及ぼすなど、1960年代から行なってきた革新的な音楽活動は、ジャンルを超え、今なお世界の音楽シーンの礎であり、未来を照らす光となっている。
横尾忠則、久石譲、ジム・ジャームッシュ等、大ファンを公言している表現者は数多い。
2020年より山梨県在住。鎌倉で月一度、ラーガ教室「Kirana East」も行っている。

photo by Masahiro Ikeda / 横尾忠則氏のアートと共に @豊島横尾館

朝吹 真理子
Mariko Asabuki
READING

2009年「流跡」でデビュー。2010年、同作で第20回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を最年少受賞。2011年「きことわ」で第144回芥川賞を受賞。近刊に小説『TIMELESS』(2018)、エッセイ集『だいちょうことばめぐり』(2021)など。2012~14年、国東半島アートプロジェクトにて発表された飴屋法水(演出・美術)による演劇「いりくちでくち」を共同制作。2021~22年「Reborn-Art Festival 2021-22」でも画家弓指寛治と展示作品「スウィミング・タウン」を共同制作。

photo by Chikashi Suzuki

小説家 朝吹真理子は、デビュー作「流跡」全編を著者自身の朗読によるオーディオブックとしてポッドキャスト配信。
また、アンビエントと小説についてのロングエッセイを執筆し、本展WEBサイトにて公開します。
こういった音響作品は日本ではまだ珍しく、小説の文字から声による読書体験へと、新たなアプローチを提供します。
作品ページはこちら>>